診断士試験は大変難しい試験と言われています。理由は科目数が多いことや2次試験に2度不合格になると1次試験からやり直しといった独特の試験制度にあります。
では、他の資格と比較しながら診断士試験の難易度を確かめていきましょう。
診断士試験は、一般的に1次試験は約1000時間、2次試験は約500時間の勉強時間が必要と言われています。仮に1年間で1500時間を確保するには1日あたり4時間以上は机に向かわなければならない計算です。率直に言ってフルタイムで勤務しているサラリーマンには難しい要求です。ですから、2~3年での複数年計画で取得を目指す方もいます。
診断士と同列に語られる税理士、社会保険労務士、司法書士はどうでしょうか? 税理士は約2500時間、社会保険労務士は約1000時間、司法書士は約3000時間と言われており、勉強時間だけでみれば診断士より難関と言えます。
税理士や社会保険労務士、司法書士はスペシャリスト資格なので、財務や労務など専門分野に関する知識が試されます。誤解を恐れずに言えば、「専門知識のみ」あれば合格が可能です。しかし、診断士試験はそうはいきません。
2次試験は、組織、マーケティング、生産技術、財務会計に関して中小企業に助言する試験内容になっています。2次試験はどの分野でも60点以上取ることが必要です。つまり苦手科目をつくってはいけないのです。専門バカでは合格できない、目に見えないハードルがあるそんな試験なのです。
いわゆる診断士や税理士、社会保険労務士などの「士業」といわれる資格はどれも難易度が高くなってはいますが、それは人によって異なると言えるでしょう。人事部勤務の方なら社会保険労務士試験、経理部の方なら税理士試験が受験しやすく思えるかもしれませんし、経営管理部の方なら診断士がとっつき易いかもしれません。
士業系資格は合格まで複数年要するものばかり。表面的な難易度に振り回されることなく自分に合った資格を受験することが大切です。
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